baklavaaaa

ソナチネのbaklavaaaaのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
4.8
2024-93

バトルロワイヤル以来の北野映画

歴代邦画ベスト5内に入る映画だった
(今のところ相米慎二『台風クラブ』、鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』は確定している)

北野武×音楽の魅力は大島渚の戦メリでの印象が強かったけど、ソナチネの音楽はどこも無駄がない。

赤と青の色彩コントラストはまるでゴダールのよう。生と死、子供と大人、赤と青
コントラストこそがこの映画の醍醐味なのかも。
『台風クラブ』では「死は生に先行する、死は生きることの前提なんだ」と伝えられ、
『ソナチネ』では「あんまり死ぬのをこわがると、死にたくなっちゃうんだよ」と伝えられた。
死があまりにも近い映画だった

見逃したところ絶対にあるからまた観ないと、
台詞と構図と音楽と色彩と無駄がない、素晴らしい邦画を観れたこと、嬉しく思う
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