北野映画を分かるようになりたい！という私のキモい願望に駆り立てられて観た映画。
北野映画は今までアウトレイジしか観たことが無く気づいたらこの歳になっていた。
映画の内容はアウトレイジ同様ヤクザの内ゲバの話だが、なんでこうも斜陽に溢れた感情にさせられるのだろう。
劇中は沖縄でヤクザ達がひたすら遊ぶシーンが続くのだが、「でもどうせこの後死ぬんだろうなぁ…」みたいな物悲しさを感じ取ることができる。
そういう間の使い方とか絵面を撮るのが上手いのが評価されているのかな。
結局スープの上澄みだけを啜ったようなじんわりとした「良さ」しか汲み取れなかった。
侘び寂びというか情緒というか風情というかなんというか。
北野ファンに絶賛されている本作だが北野映画初心者の私にはまだ早かったみたい。
みんなみたいにもっと分かるようになりたいのに。
