男はくらいよ監督さそり

地球に落ちて来た男の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)
4.5
これは大傑作です!ニコラスローグの感性が先を行き過ぎていた!スターウォーズより1年前にブレードランナー超えた映画が既に出来ていた。
1年後の未知との遭遇より遥かに知的。何と40年前にデジタルカメラを予言して描いていた!
そして殆ど特撮を使わず、張りぼての宇宙船と宇宙服だけで宇宙人を表現。何よりも最強のSF要素はデヴィッドボウイの顔と肉体だ!美し過ぎる。
本当に美青年だった。これ、ボウイの自伝だったんじゃないか?どう見ても地球人ではない!宇宙人なのに事業で金儲けして自分の星の家族の為に宇宙船作るのも他のSFと全く違う発想。
出てくる女優が全員脱ぐのもいいし、セックスシーンも斬新。日本的な描写も多い。キャンディクラークが貧乳でボウイの体と変わらなくて性別そのものも曖昧になってるのも時代を先取りしていた。
ストーリーは意味不明の部分もあるが想像力を刺激される。やっと時代が追いついた。