ウルトラQザ・ムービー 星の伝説を配信している動画配信サービス

『ウルトラQザ・ムービー 星の伝説』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ウルトラQザ・ムービー 星の伝説
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

ウルトラQザ・ムービー 星の伝説が配信されているサービス一覧

ウルトラQザ・ムービー 星の伝説が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『ウルトラQザ・ムービー 星の伝説』に投稿された感想・評価

時は1990年のバブル時代。当時はウルトラシリーズの新作企画が何度も発表されてはポシャッていた。
本作も特撮オタクたちは「どーせまたムリだろ」と思っていたら・・・・・公開されちゃったよ!
しかも監督:実相寺昭雄、脚本:佐々木守! 『ウルトラマン』で「故郷は地球」(ジャミラ)、「空の贈り物」(スカイドン)、「怪獣墓場」(シーボーズ)などなど、異色の傑作を連発した名コンビだ。
ちなみに万城目淳役の柴俊夫はTV特撮ドラマ『シルバー仮面』(こちらも1、2話は実相寺、佐々木コンビ)の主演でもある。
これは期待しない方がどうかしている。
特オタたちは胸を躍らせて劇場に足を運んだ。



・・・・・つまらなかった!



ひたすらダラダラして退屈・・・・・・!
怪獣は終盤にちょっと出てくる程度・・・・・!


これ、脚本段階で誰も口を挟まなかったの?(そう言えば、本作の元となった、佐々木の没脚本『ウルトラマン怪獣聖書』もつまらなかった)


実相寺、佐々木でこれはないだろう!

ああ、そうか・・・・『ウルトラQ』というより、実相寺、佐々木の『怪奇大作戦』を106分にするとこんな感じなのかな・・・・。短かかったけど怪獣ナギラの暴れる特撮パートは良かったな・・・・・。ナレーターはTV版と同じ石坂浩二だし、キャストも豪華だったし・・・・・。
などなど、必死にいいところ探しをした。なんとか傑作とはいかないまでも佳作に認定したかった。

・・・・・でも、つまらないものはつまらなかった!

wikiによると、本作は当初、監督:金子修介、脚本:伊藤和典、じんのひろあきらによる、ガラモンやカネゴンなどを登場させる3話の短編オムニバス形式だったそうだが、まさにそうすべきであった。やはり『ウルトラQ』は30分の短編ドラマであり、106分の長編向きじゃないのだ。

本作は、かつての名スタッフが再びウルトラシリーズを撮っても必ずしも面白い物が出来るとは限らない、と言うことを思い知らせてくれた1本だった。
考えてみれば実相寺昭雄監督の劇場映画はいずれも「面白いか?」と問われると、個人的には答えに窮する物ばかりである。
俺にとって実相寺昭雄監督はTVの『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』、『怪奇大作戦』、『シルバー仮面』こそ傑作なのだ。
「ウルトラQ」のリメイクをしたのだが、「ウルトラQ」らしさが全然ない作品。

あらすじ

古墳の近くで連続しておこる原因不明の殺人事件。
時を同じくして、古代史スペシャルを製作中のTV局でも不思議な出来事がおこっていた。


今まで色々な映画を鑑賞してきたが、恐らく本作が一番最初に鑑賞した作品である。
当時は幼稚園に通っていたくらいの年齢なので、当然物語を理解しておらず、ただ怪獣が登場しているという事だけで鑑賞していた。
それから20数年近く経ってから鑑賞に至る事になるのだが、想像以上に映像のクオリティが高く少々驚いてしまった。

まず、全体的に演出が素晴らしく、日本特有の幻想的な映像を美しくもあり不気味にも描いている。
特に竹藪で無数のライトが地面から輝きはなっているシーンはついつい見とれてしまう程であった。
また、カメラワークやアングルが特徴的であり、フレーミングが上手く、ダイナミックなズーミングなど迫力のある映像も見せている。

映像美としてはかなりのレベルだと思うが、ホラー演出もかなり高いレベルに仕上がっている。
幽霊等は一切出てこないのだが、その分生きている人間に対しての恐怖を垣間見れるシーンがある。

いくつか怖いと思ったシーンはあるが、特に深夜に白装束を着た大勢の人が無表情で鳥居に集まるシーンは下手なホラーよりずっと怖かった。
多分私がこういった場面に遭遇したら失禁するであろう。
普段、私の妻はホラー映画を観ても全く動じないのだが、本作に限っては怯えながら観ていた。
また、BGMやSEは恐怖を煽るようになっており、その使い方が非常に上手い。
一応、本作のジャンルはSFファンタジーとなっているが、SFホラーにした方がしっくり来る。

昔から遮光器土偶や何を考えてるか分からない人間に対して恐怖心を持っていたが、本作を20数年ぶりに鑑賞してその原因が明確となった。
新興宗教や洗脳に対して恐怖を感じる人は恐らく怖いと感じると思う。

映像面や演出面ではかなり好みなのだが、本作を「ウルトラQ」のリメイクと考えると全く「ウルトラQ」らしさがなく終始違和感を覚えながら観る事になってしまう。
そもそも、オリジナルの「ウルトラQ」はクトゥルフ神話っぽい雰囲気なのに対し、本作は和風+SFといった雰囲気なので、この時点で「ウルトラQ」らしさがない。
また、お馴染みのオープニングで不気味な音に合わせ、「ウルトラQ」の文字が構成するような演出はやっているのに、お馴染みのテーマ曲は全然流れない。

オリジナルの「ウルトラQ」はテンポが良かったのに対し、本作は非常にテンポが悪い。
映像や演出はいいのだが、キャラクターや物語がつまらないので時間が長く感じてしまう。
キャラクターはオリジナルと同じ名前を使ってはいるものの、性格や設定が改悪されている。
また、黒部進や毒蝮三太夫などの「ウルトラQ」や「ウルトラマン」に出演していた役者も出演しているが、一瞬だけでいなくても物語上では何の影響もない扱いだ。
ファンサービスなのか、とりあえず「ウルトラQ」って事で出演させたのかは分からないが、浅ましく感じてしまう。

ストーリーも子供が理解出来るようなものにはなっておらず、古代史が嫌いな人や興味がない人はかなりつまらなく感じてしまうと思う。
「ウルトラQ」を観たい人は古代史メインのストーリーを望んでないし、遮光器土偶が人を襲うようなものは望んでいないのではないじゃないか・・・。
暴れている怪獣を人類の知恵やご都合主義で倒すストーリーと、お馴染みのテーマ曲が劇中で流れる事が望まれていると思うのだが・・・。
一応、本作にも怪獣が出現するがストーリー上で必要な存在ではないし、作風的に怪獣は全然合っていない。
そもそも、怪獣が姿を見せるのは上映開始から1時間近く経過した後だし、少し暴れてすぐにいなくなってしまう。
「ウルトラQ」だから無理やり怪獣を出したようにしか思えないし、これなら怪獣がいない方が全然いい。

当初の企画では、ガラモンやカネゴンなどの人気怪獣を登場させる3話の短編によるオムニバス形式を予定していたが、視聴者無視の大人の都合により流れてしまった。
監督も金子修介だし、個人的には企画が流れずにこれで映像化して欲しかったかな。
もしくは、実相寺昭雄監督に「ウルトラQ」といった縛りとつけずに自由に作らせて欲しかった。
HK

HKの感想・評価

3.8
トラ年ですから・・・その⑩《コジツケ編》
しつこいと嫌われそうなので(もう手遅れ?)これでラストにします。
今年は『シン・ウル“トラ”マン』も公開されることですし、最後は『ウル“トラ”Q』をセレクトしました。
Filmaでは酷評のようですが私は好きな作品です。

『ウルトラマン』に先駆けて製作された円谷TV特撮の元祖の24年ぶりの映画化作品です。
監督と脚本は『ウルトマン』『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』シリーズで数々の伝説の名作であり異色の回を担当した実相寺昭雄と佐々木守のコンビ。

オープニングは当時と同じくモノクロのタイトルに続いて石坂浩二のナレーション。
そして、既に当時から子供向けとは思えなかった実相寺ワールドが展開します。
傾いた地平線や広角レンズを多用した異様な構図、タバコの煙漂う暗い室内、不穏なパンと寄り、いきなりの舞台風演出など一目で実相寺作品とわかる独特の映像のオンパレード。

過去のTVシリーズで実相寺が監督した回は他のオーソドックスな回とは全く趣が違い、子供心に内容は理解できなくともリアルで強烈な印象を植え付けられた作品ばかり。
しかも本作の下敷きとなっているのはかつて円谷プロとATGが共同製作予定だったものの過激な内容でNGとなった幻の劇場版企画「ウルトラマン/怪獣聖書」。

元となった怪獣聖書のザックリした内容はこうです。宇宙の癌である地球人を滅ぼすためにある宇宙人がやってきます。ウルトラマンは地球を守ろうとしますが、やってきた宇宙人は戦争や自然破壊の絶えない未来の地球をウルトラマンに見せ、宇宙全体の平和を守るのか、地球人を守るのかの二者択一を迫ります。
そこでウルトラマンは、自分が地球人の監視者となり、もし地球人が本当にそれほど愚かなら、そのときは自分の手で地球人を始末すると約束し、宇宙人は帰っていきます。

このシナリオのミソは、舞台がウルトラマンTV放送時の1960年代に設定されており、宇宙人が見せた未来とは実は既に現実となった当時の1980年代の地球である点です。

さまざまな理由でボツ企画となった上記シナリオを、ウルトラマンの存在しない『ウルトラQ』の世界に置き換え、制作会社を変えて苦肉の策で実現したのが本作です。

今あらためて観るとリアルなドラマなど平成ガメラシリーズへの影響もうかがえます。
“ちな坊”を含む実相寺組常連の他、地味な豪華キャストの名演技も見どころ。
怪獣は出ますが小さなお子さんの鑑賞には全く適しませんので、その点はご注意。

『ウルトラQザ・ムービー 星の伝説』に似ている作品

曼陀羅

上映日:

1971年09月11日

製作国:

上映時間:

135分
3.5

あらすじ

敦賀の海岸沿いに建つ1軒のモーテルで、2組のカップルが互いに相手を交換し抱き合っていた。その様子を盗撮するモーテルの支配人・真木は、2組の部屋の情景を凝視していた。支配人夫婦は農耕とエロス…

>>続きを読む

ブルークリスマス

製作国:

上映時間:

133分
3.5

あらすじ

世界各地でUFOの未確認目撃情報が飛び交い始める。目撃した人間の血は青色に変わり、もはや人間ではいられなくなるという恐怖の噂が広がっていく。街にクリスマスソングが流れ始める頃、世界各国から…

>>続きを読む

地球防衛軍

製作国:

上映時間:

88分

ジャンル:

3.4

あらすじ

富士山麓に突如巨大な怪ロボットが出現。現代兵器による攻撃をものともせず、麓の村々を破壊していくロボット。その侵攻をやっとのことで食い止めた頃、それが失踪した科学者・白石の報告書にある異星文…

>>続きを読む

WXIII 機動警察パトレイバー

製作国:

上映時間:

100分
3.5

あらすじ

昭和75年。作業用レイバーが次々と破壊されるという不可解な事件が起きていた。 所轄の城南署である刑事の秦と久住も捜査にあたっていたが、その捜査中に秦は色白の女性、冴子と出会う。 そんな中、…

>>続きを読む

大怪獣バラン

製作国:

上映時間:

87分

ジャンル:

3.1

あらすじ

東北の山奥で、シベリアにしかいないはずの珍しい蝶が発見された。直ちに調査を命じられた杉本研究所の所員ふたりが、現地で原因不明の怪死を遂げてしまう。真相を解明すべく、新たに現地に向かう調査隊…

>>続きを読む