仏米のスター、アラン・ドロン×チャールズ・ブロンソン共演として知られるエスプリが効きつつ、ハードボイルドもがっぷりよつに持ち合わせたユニークな味わいのある映画だ。
共演はブリジット・フォッセー、オルガ・ジョルジュ＝ピコのふたりの美女が出演し、重要な役割を担っている。
ベルナール・フレッソンの刑事も見逃せない。
スタッフもすごい面子が揃っていて、力の入りようが伺い知れる本気仕様だ。
監督のジャン・エルマン、脚本セバスチャン・ジャプリゾ、撮影ジャン・ジャック・タルベ、音楽フランソワ・ド・ルーベ。
完全にフランス寄りな制作体制だが、共演者に喰われるという悪癖を持つドロンだが、本作でもその流れは露呈されていて、光っているのはブロンソンであり、以降もブロンソンはスターダム街道をつき進む。
洗練された色男と泥臭さ溢れる野生味のある男、名優ふたりの渋くアツい寡黙な男の友情に惚れ、有名なラストシーンまで強烈な浪漫が詰まっている。
【アラン・ドロン映画】サムライは何位？おすすすめランキング10作品
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