びーち

さらば友よのびーちのネタバレレビュー・内容・結末

さらば友よ(1968年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

すれ違いざまドロンがブロンソンの煙草に火をつけるラストシーンがすべてと言っていい。まさに映画史上に残る名場面。とてもカッコいい。共にアルジェリアからの復員兵だが、戦友だったわけではない。軍医だったドロンは「金庫破り」を請負う破目になり、それに押し掛けてきたのがブロンソン。当初二人は反目しいがみ合う。二人は立派な人物ではないし、優れた「仕事師」でもない。小娘二人の罠にまんま引っ掛かるのだから、むしろ間が抜けている。でも、それがいいのかも知れない。「一寸にも五分の魂」というか、そんな奴らの、友を庇う姿が心を打つのだろう。
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