富樫鉄火

さらば友よの富樫鉄火のネタバレレビュー・内容・結末

さらば友よ(1968年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

#5
てっきり金庫室からの脱出劇映画かと思いきや、そこからが主眼で、怒涛の展開が実に面白い。
さすがに、あれほどの大スターが2人並ぶと、それだけで絵になり、ほとんど歌舞伎を観ているようだった。
『禁じられた遊び』の純朴少女ブリジット・フォセーが、実はいちばんのワルだったという、意外なキャスティングも楽しい。

しかしそれ以上に、当時のサスペンス映画は、演出に品があり、やたらとバカ騒ぎにならない。
長く残る名作になった理由は、そこにあると思う。
富樫鉄火

富樫鉄火