たろさ

NEXT -ネクスト-のたろさのネタバレレビュー・内容・結末

NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

クリス(ニコラス・ケイジ)は2分先までの自分に関わる未来が見える予知能力を持っている。FBI捜査官のフェリス(ジュリアン・ムーア)はロシアで盗まれアメリカに持ち込まれた核爆弾の捜査の依頼をクリスにするが、クリスはフェリスの依頼を断り逃げる。逃亡中、クリスは予知夢で見たリズ(ジェシカ・ビール)と出会う。


未来がわかる、ただし2分先まで、そして自分のことに関することだけ。と最初の方で強調していたので「中盤以降にそれらを駆使したトリックや展開があるのでは?」と思った。だがそんなことは全くなく、リズ関連ならその限りではないという設定が追加される。なんじゃそら。
冒頭クリスがフェリスから逃げるが、展開としてクリスがフェリスに協力をするのは決まり切っている。なので映画が始まってから1時間以上もグダグダ逃げる描写を見せられるのは冗長だった。「さっさとテロリストと戦えよ」と思った。
クリスはテレビを見させられていたが、報道があった2分前に巻き戻ってもやれることなんてないと思う。
クリスに睡眠薬を飲ませて捕まえようとしていたが、彼が寝ている夜中に捕まえに行けばいいのでは?
ヒロインのリズを演じたジェシカ・ビールは、きれいでおっぱいが大きくて主人公とすぐ寝るだけのつまらないヒロイン役。いなくても別によかった。
FBI捜査官役のジュリアン・ムーアもつまらない役。
悪役のスミス(トーマス・クレッチマン)も全く印象に残らない。

大量分裂するニコラス・ケイジがおもしろい。
先住民慰留地で子供が「あの人、先生のことが好きだよ」「先生のことを見る弟の目と一緒だもの」と話した後、うっとりしたニコラス・ケイジの顔が写されるシーンは笑ってしまった。いい年した中年のおっさんが若い女に夢中になっている構図だけでもちょっと気持ち悪い。
ピーター・フォークがクリスの友人アーヴ役でちょっとだけ出演。
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