限定公開時にMovix京都の、舞台劇の映像を流すために設計された特設スクリーンで観ました。
立ち上がりの30分程は、音響や、舞台がそのままスクリーンに映し出されていることの不自然さになじめず、少し違和感を感じましたが、次第に芝居の世界に引き込まれ、カーテンコールが始まる頃には、昔の演劇少女の気分に戻って、「本当に、お芝居っていいな!」と感動に浸っていました。
舞台モードに乗り切れてくると、普段テレビでおなじみのタレントさんや映画俳優さんたちよりも、断然舞台育ちの役者さんたちの演技が輝いて見えるから不思議です。とくに、川平慈英さんら、南蛮人二人組と、高田聖子さんのお芝居を見られたのは本当に幸せでした。森山未來さんの踊りも不思議だけれど、力がこもっていてよかったなあ。
3時間は長かったけれど、映画よりもさらに日常から離れることが出来る至福の時間でした。
切符が取れたら、生の舞台も観てみたいですね。
(舞台俳優の輝き 2009/10/3記)