夏色ジーン

至宝 ある巨大企業の犯罪の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

至宝 ある巨大企業の犯罪(2011年製作の映画)
3.8
感想川柳「策もなく 手を広げると こうなります」

トニ・セルヴィッロが出てるので観てみました。_φ(゚Д゚ )

小さな食肉会社から出発したレダ社は、加工食品を幅広く手がけ、プロサッカーチームも持つ巨大コングロマリットへと成長した。だが、総帥のラステッリは経営の素人、役員を息子や姪など身内で固めた親族経営の会社は、グローバル化の波に太刀打ちできなくなる。社長の右腕である財務部長ボッタの尽力で、株式上場を果たし、世界市場へ進出と、窮地をくぐりぬけていくが、無際限な事業拡大は、ついに会社を倒産の危機に追い込む。ボッタは、「金がなければ、創ればいい」と、帳簿改ざんの手段に出る…というお話。


あの中田英寿が所属していた「パルマ」の親会社なんですね(^o^;)

小さな食肉会社から牛乳をメインにあらゆる加工食品を手掛けるような大企業に成長ε=ヾ( ・∀・ε=ヾ( ・∀・)ノ

手を広げ過ぎたせいで事業拡大にお金がかかるようになってしまうが「現金」がない( ゚ 3゚)


そうすると株式上場して資金を得るのが常套手段(‘ε ’)まぁここまではそんなに悪くはない


しかしここから観光業に手を出したり
足元を固めずにさらにフライアウェイ(* ゚∀゚)

社長は典型的なイケイケタイプで
周りを見ていない(;´A`)
しかも見栄っ張り

そしたらどうなるかもうお分かりですね(-_-)




小難しい話は下へ( ゚∀゚)ノ

粉飾決算の3つの基本パターン
粉飾決算には大きく、次の3パターンがあります。
パターン① 貸借対照表の資産を増やし、損益計算書の売上・利益を増やす。
パターン② 貸借対照表の負債を減らし、損益計算書の売上・利益を増やす。
パターン③ 貸借対照表の資産を増やし、損益計算書の費用を減らす。

これだと③かな?( ゚ 3゚)

他にも
1999年にパルメラットに117百万ユーロを融資していますが、単純な融資ではなく、パルメラットの子会社への出資という形にして、利息相当額が支払利息勘定ではなく、少数株主持分損益で計上されるようなスキームにしています(したがって有利子負債にもならない)

ワケわからんなぁ(笑)(^o^;)


まぁ要はデカイ会社と銀行が組めば
あらゆることが可能になるということですね( ゚A゚ )


それで経営が改善出来ればいいですが
ズルズルと引っ張れば傷口を広げるだけ( ´Α`)


結果として最悪の結末を迎えたわけですが
あの財務部長ですら一度始めてしまったら
もう止められないんですね(・ω・)


延命のための粉飾決算は止めましょう(・ω・)

気になるセリフ
「賭けは勝ってるときに止めるものよ」
「100万ユーロ持っていたら車を買う金を借りますか?」


んでまず( ´∀`)/~~