緒形拳さんの映画を見るムーブがたまに起こる。
火宅の人っていうのは、仏教用語で「火宅」家の外側はごうごうと燃えているのに、それに気づかずのんきに家の中で遊んでいる様をたとえた言葉だとか。
それを「愛…
「火宅」とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指す。
緒形拳さんは相変わらずこ…
このレビューはネタバレを含みます
第10回日本アカデミー賞受賞作。
檀一雄の自伝小説とのことであるが、そもそも檀一雄なる作家は知らなかった。
家族を顧みず、愛人に溺れ、旅の途中で別の女と放浪するという、どうしようもない作家を描いてい…
深作欣二監督作品。檀一雄(檀ふみの父親)原作の同名小説の映画化。「逆噴射家族」の神波史男と「上海バンスキング(1984)」の深作欣二の共同脚本。緒方拳、いしだあゆみ、原田美枝子28歳、松坂慶子34歳…
>>続きを読む檀一雄の自伝的小説の映画化。
後妻と5人の子供がありながら、新劇女優と関係を持ち同棲。
妻との別居、愛人の妊娠を経て、放浪の旅へ。
救いようのない最低な男も、緒形拳が演じると愛すべき優柔不断な男に思…
今では知る人も少ないであろう檀一雄の自伝小説の映画化。作中には太宰治、坂口安吾も登場するが、坂口役を若き日の真田広之が演じている。
檀(緒形拳)が愛人との情痴に溺れながらも原稿用紙に小説をすごいスピ…
東映