ジーズ

頭文字[イニシャル]D THE MOVIEのジーズのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

峠での走り屋たちのバトルの再現度は合格。
まあ、中里のGTRがドリフトしたりするのは、ちょっと「あれ?」と思わんでもないけど、「溝走り」も実写で見れたし、そこだけで十分、実写化の意味のある映画だと思う。

お話の方は、正直言って、ちょっと微妙。

特に拓海となつきの関係の描き方がダメ。
原作、あるいはアニメだと、なつきの援交発覚→ヤケクソで走った結果、ハチロクがエンジンブロー→走ることの意味を見出すという流れだったのが、ここの順番が変わってって、ハチロクが壊れたことと、拓海の成長が今ひとつリンクしてない感じになってる。

で、結局、なつきとの和解が描かれないまま、涼介のチームへの参加を決めてしまうので、これだと「女なんかなんじゃ!ワシの恋人は車やあああ!」みたいな、それこそヤケクソの行動にも見えかねない。もしかしたら、続編の構想もあったのかも知れないけど、なんとなく釈然としない感じで終わるのが残念。

それにしても、まさかエディソン・チャンが、この後、あんな問題起こすとは夢にも思わんかったなあ。
ジーズ

ジーズ