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姿なき殺人者のcamusonのレビュー・感想・評価

姿なき殺人者(1965年製作の映画)
2.0
アガサクリスティの代表作「そして誰もいなくなった」の映像化作品。
原作小説を読んだので、引き続き映像化作品も見たいと思った次第です。

映像化第一弾は1945年にアメリカ映画としてなされていますが、
そちらはレンタルされていなかったので第二弾のこちらにしました。

クリスティの戯曲版を原作としているので、小説とは違うラストです。
また、本作では孤島ではなく雪山の屋敷が舞台になっています。

キャラクターがみんな、ちょっとスカした感じで、
あまり魅力が感じられず、感情移入ができなかったです。
次々と人が殺されていくのですが、
緊迫感もほとんど感じないのですよね。
殺人の描写も絵的に地味な感じです。

戯曲をもとにしているからかなのか、
役者の演技、セット、画面構成などが、
どことなく演劇的で、つくりもの感が強く、
ミステリーや深みが感じられないのですよね。
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