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麗しのサブリナのtjZeroのレビュー・感想・評価

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)
5.0
オードリー・ヘップバーン主演作としては『ローマの休日』より好み。だから(当然)満点。
『ローマ~』の高貴な姫もいいけど、彼女の素晴らしいのは今作の序盤のような庶民のおてんば娘の役でもイキイキと輝いているところ。
そして中盤、パリの留学から帰ったヒロインの洗練された変身ぶりもまぶしい。そしてその変貌に合わせるように、サポートする相手役も、ウィリアム・ホールデン&ハンフリー・ボガートという両名優を揃える…というゼイタクさ。
イーディス・ヘッドのシックな衣装も、オードリーをパーフェクトに引き立てる。『昼下がりの情事』でも組んだ、ビリー・ワイルダー監督との相性もバッチリ。文句のつけようのない秀作。
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