人と人との繋がりを、考えさせられました。
血縁というのは、やっぱりこういうことだよなあ…と、良くも悪くも頷けました。
途中、「血が繋がってなくても気が合うのが一番ですよね」というような台詞があって、確かにそうなんだけど、究極のところで甘えられるか許せるかと考えたとき…🤔
それにしても、こんな甘えたじいさん、腹立つわぁ。
今ならヤングケアラーの問題が取りざたされてるから、もう少し何か策があるかも知れないけど。
でも、このじいさんと旅することで、春は何か大きなものを得たのは間違いなくて。
「辛いことがあるから生きていける」という大叔母さんの台詞にも繋がります。
楽だったり合理的だったりを選ぼうとすると、その度に大切なものをぽろぽろ落としてしまうのかも。
一家の嫌われもののこの甘えたじいさんも、この家族を大切な何かで繋ぎ止める役割りだったのだと思います。
仲代達矢の表情の演技に、惚れました。