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火の鳥の堊のレビュー・感想・評価

火の鳥(1978年製作の映画)
2.0
もはや庵野秀明的と言った方が伝わりやすくなった明朝体オープニングで「ミシェルルグラン、仲代達矢、手塚治虫」を見れるのは圧巻。三角形スプリットスクリーンだったりいつもの市川崑印が至る所に偏在しており、とても「誰が撮った作品だかわからな」くはなっていない。海に大量に並んだ船を見て、森のほうを振り返るところでなる荘厳な音楽とカットのタイミングが序の鷺巣詩郎っぽかった。ちょくちょく入るナメくさった手塚アニメーションの作画がいい。由美かおる、ピーター、カルーセル麻紀るがとんでもなく若い。以上。ぶち殺されるだろうが手塚治虫も面白いと思ったことなかったがこれも酷い。みんなは時間を無駄にすることはないよ。とりあえず今やってる『どろろ』(2019年)、もしくは杉井ギザブロー版『どろろ』(1969年)、もしくは塩田明彦版『どろろ』(2007年)観て。

つうか谷川俊太郎脚本ってなにごと……この頃市川崑とよく組んでたのね。
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