上海十月

火の鳥の上海十月のレビュー・感想・評価

火の鳥(1978年製作の映画)
1.0
生きている内に、また観るとは、思わなかった映画。劇場公開以来です。静岡東宝で観ましたね。当時、朝日ソノラマ版で再出版されてブームで実写化されとワクワクして劇場に行った記憶がありますね。監督も市川崑で音楽もミシェル・ルグランで期待値マックス!主題歌を松崎しげるが歌ってましたね。何故か日本電装が火の鳥ライタープレゼントキャンペーンやってましたね。(世界まるごとハウマッチのスポンサー)再見して、いきなり火の鳥プロダクション、東宝提携作品とクレジットが入り、なるほど手塚治虫の意見が反映されやすい作品となり実写とアニメの混合という、攻めた映画になってしまったのではないか。市川崑自体アニメーター出身なので親和性が良さそうだと。そうは、いかない見本みたいな映画。全編アニメなら狼のUFO ダンスやアトムが入り込んでくるのも許容できただろうが、実写なんで違和感が半端無い。メイキャップも現在のレベルでは無いので若山富三郎の鼻には、よくオッケーでたなと。由美かおるが、広瀬すずに似てるなと。豪華俳優陣なんだけど全然面白くないし、長い。谷川俊太郎の脚本もどうかなぁ詩人ですけどね。実験的映画ならいいかも。劇場公開当時もあまりの酷さに驚いた。随分長くソフト化されてなかったが配信で今は観れるんですね。日本映画の斜陽の極みを見るにはいいかもしれない。
上海十月

上海十月