このレビューはネタバレを含みます
記録用
最初ながら見してたんですが、それでも恐ろしさや辛さが伝わる映画でした。
戦争は良くない。絶対に良くない。死んだ方がマシだなんて良く言いますが、この作品の主人公がまさにそうです。外に出れないなら殺してくれと訴え続けるシーンは苦しいです。そしてラストは味方の看護師もいなくなり光も奪われ、ただひたすらにSOS help meと訴えつづけて終わります。これが物語でよかった。でも本当にこんな人がいてもおかしくないのが戦争ですね。
看護婦長が光を与えてくれ、彼が光と時間と暖かさを手に入れたシーン、意思疎通ができるようになり彼が今度は日付を手に入れたシーンがとても印象的でした。当たり前のように私達が把握してることがどれだけ大切かあらためて考えさせられました。
でもそれは本当の救いではないし、結果何も変わらなかったことが哀しい。彼はこの後どのくらい暗闇と孤独と戦ったのでしょうか。