ジョー・ボーナムは戦場へ行った。
そして目、耳、鼻、口、舌、腕、足を失った。
彼に残されたのは頭と胴体そして生殖器のみだった。
手足、味覚、嗅覚、視覚、聴覚を失った。即ちほぼすべてを失った。
本…
江戸川乱歩の短編「芋虫」の更に上を行く生き地獄。第一次大戦に従軍し、四肢と顔を失い病院に運び込まれる主人公ジョニー。動くこと、見ること、聞くこと、話すこと。すべてのコミュニケーション能力を根こそぎ剥…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
生ける戦死者の言葉。
現在はモノクロで、過去や想像の世界はカラーで紡がれる。「悲しみよこんにちは」も過去が鮮やかで現在は色が失われた世界だったな。現在が悲しみに包まれているから。
ベッドに横たわ…
このレビューはネタバレを含みます
反戦映画の中でも、これだけ戦争の代償として個人にもたらされた地獄を描いた作品は他にないのではないか。
堂々たる佇まいで行進する兵士に、旗を降って彼らを送り出す市民たち、激励の言葉を送る政治家の姿が映…
私の中でいちばんの反戦映画でありバッドエンド映画
第一次大戦で彼は視覚、嗅覚、聴覚、両腕、両脚を失ってしまう
首と頭を僅かに動かすことはできるが医師には反射と思われ意識があると認識されず、彼は今が…
オチまで知っていたけれど観るのはキツくて、しかしやっとこさ手を出してみました
70年代の強烈な反戦映画
戦争により触覚以外の五感も四肢も奪われた男の夢と現の物語
過去の思い出と優しい看護婦だけ…