アノ

青春がいっぱいのアノのレビュー・感想・評価

青春がいっぱい(1966年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃベタな悪ガキ更生学園モノ。
悪ガキどものイタズラが引っ切り無しにある行動的な進行。特に砂糖と洗剤を入れ替えてお茶会を泡まみれにするくだりと、地下室でタバコふかして消防車が出動するくだりが笑える。

ヘイリー・ミルズとジューン・ハーディングのトラブルコンビの友情に負けず劣らず院長ロザリンド・ラッセル(昔はガキどもみたいな暴れる女優だったのに!」との触れ合いにグッとくる。ヘイリー・ミルズが改心するターニングポイントは全て窃視を介するからこそ「説得ではなく決断」になる。
何ならオチまで展開全部読めるベタっぷりなのに、メイン3人を見事に好きになってしまうので、最後の駅での別れにはきっちり泣かされてしまった。オチのセリフもエンドクレジットのイラストも素晴らしい〜!
ルピノなら最も凄い作品は世評通り『暴行』だと思うが、個人的に好きな作品はこちらになります。
アノ

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