まぁ本当にこの頃の考え方なんて1から10まで筋違いで、
そのことをわかった上で映画化してるわけで、
間違った方向へと導かれてく若者見てるだけで切ない。
戦地に行くことがバレて号泣する和久家のお母さんのシーンは泣けるんだけど、
その和久くんよりも先に一家が空襲で全滅する。
血の繋がりのない父に反発する庄司くんは、
たまたまその父に輸血できたことに充足する。
あとはやっぱり一番感情移入しちゃうのは上官。
特攻の非人道性に気付きながらも、
それが避けられないとわかったときに自分もそこに加わる。
これは、きっと自分も同じ立場ならそうしたかもって感じた。
とにかくどう考えてもおかしい特攻隊が
なぜそれを選んでいったのか?
それについて考えさせる作品でした。