観たのは3度目になるが、やはり名作。
ここまで人をずっとずっと想いつづけるような情熱的な恋愛観に共感はないものの、(10代、20代の頃は、まだあったかもしれないなぁ、とも…)、人の抱えるペーソスには共感するところがある。
第一部はいささか退屈するところもあったが、第2部はそのようなペーソスが全開で、あっという間だった。
この規模の作品は、やはり改めて劇場で観たいなぁ、という感想を持つ。
特にパリの祭りや劇場のシーンなどは、大画面で、その世界に浸るように体感したいし、また(知人のみならず)不特定多数の人たち(観客)と時間、空間を共にしながら見る、その静かな高揚のようなものと共に見たい作品だなぁ、と。
ジャン=ルイ・バローの端正な顔立ちが印象的。