狂信的コミュニストの女性が書いたファンレターがスターリンの目に止まる。同封した写真を見て彼女を呼び寄せことに及ぶがなんと腹上死してしまう。傷心の彼女は故郷に帰る。しかし妊娠していることが発覚し、自分に恋していた同士と結婚することで体裁を整える。成長した息子は労組のリーダーとして見事なアジテーターぶりを発揮し母親を混乱させる。着想は面白いけど、なんだかバラバラ。脚本はブラックコメディなのに役者はシリアス、演出はどっちつかず。オーストラリア人の笑いツボは謎だ。ファザコン女がマザコン息子を産んだというだけのお話とも言える。