人並外れたパワーを持つスーパーヒーロー、Mr.インクレディブルは同じく伸縮自在な体のヒーロー、イラスティガールと結婚し、幸せな日々を送るはずでした。しかし、ヒーローたちの活動によって被害を受けた市民たちの勢力が拡大し、市民たちの最強ヒーローだったMr.インクレディブルも引退を余儀なくされます。15年後、かつての栄光を夢見ながら保険会社でくすぶっていたMr.インクレディブルの元に、謎の女性からある極秘任務が持ちかけられるのでした。
ディズニーピクサーズが手掛けた、家族愛と正義のために悪と戦う、スーパーヒーロー一家の姿を描いた物語です。
個性ある魅力的なキャラクターが多く登場する上、家族愛や正義、自分を信じるといったシンプルなテーマを発信しているため、さくさくっと楽しみながら鑑賞できます。
家族の大黒柱としての義務と、ヒーローとしての充足感の狭間で揺れるインクレディブル。そして、現在の安穏とした日々を失いたくない妻イラスティガール。
子供をことをそれぞれ別方向から案じるふたりの対立が、とても現実味を帯びていました。
とは言え、見所はやはりなんといっても、一家がそれぞれの個性を最大限に活かして悪と戦うシーンでしょう。
アニメーションでも侮ることなかれ、女子供でも容赦のない悪役たちの攻撃や、それらを間一髪で回避する主人公たちにヒヤヒヤさせられました。
本作ではまだまだ未知数な末っ子ジャックジャックが次回作の要になっているようですので、続編がとても楽しみです。
