たーぼーん

アチャコ青春手帖 東京篇のたーぼーんのレビュー・感想・評価

アチャコ青春手帖 東京篇(1952年製作の映画)
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「人妻椿」「愛染かつら」と松竹メロドラマの野村浩将監督だったので、つい松竹映画と勘違いしていたが花菱アチャコが吉本である以上そんな筈はなく新東宝だった。昭和20年代後半の映画である。
どうもこの頃花菱アチャコは喜劇の一派として活動していたらしい。
現在の僕らから見ればグダグタに感じざるを得ない面もある中、見どころは浪花千栄子もそうかも知れないがやはりアチャコの演技の魅力であろう。
グッバイ・マイ・アチャコ(?)
本当は50代らしい花菱アチャコが学生服を着る奇想天外さに捉われず、せっかくこの様なストーリーなのだから、この後アチャコは無事学位を取得しどの様な社会人となっていくのか、母を大事にしてあげられたのかを想像してみたい。