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アチャコ青春手帖 東京篇のchiyoのレビュー・感想・評価

アチャコ青春手帖 東京篇(1952年製作の映画)
3.5
2021/5/8
「アチャコ青春手帖」シリーズの1作目。50歳を過ぎた花菱アチャコの学生服姿、母親演じる浪花千栄子が息子に言う「アチャコちゃん」だけで笑ってしまう。そして、上京した母親に落第を言い出せないアチャコ、無事に卒業したと思う母親と下宿先の主人、真実を知る恋人・愛子と友人・北村、三者三様の立ち位置が面白い。特に北村が本当にお馬鹿、でもアチャコのことが大好きで、そんな彼が憎めない。中盤以降はアチャコのアルバイトがメインとなり、悪徳とも言える社長秘書の仕事内容をパターンで紹介。それにしても、車でスピード違反をしているにも関わらず、協力してくれる警察が優しく人情味がある。また、堺正章の父親・堺駿二が北村家の執事役で出演、ごった着の女装姿が楽しい。
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