悪名高い西崎プロデューサーの映画作品。
いかに悪党でも映画には全く罪はないのだ。

和泉監督は『お日柄もよくご愁傷様』という最高傑作を撮りました。

多分、キーホイクアンとバイクと本田美奈子でこんな感じに撮ってくれと脚本をわたされんだろうなあと思う。

キー・ホイ・クァン④作目

バイクレーサー選手の立木良介(三田村邦彦)のレーシングチームに所属している青年リック役でキー・ホイ・クァンが出演。
急に身長が伸びて成長著しいですね。

なぜ彼がこの役を掴んだのかは経緯不明だけれど、演技に集中して異国のキャストに息を合わせようとしている感じが好感。
英語とカタコトの日本語で頑張ってます。

良介の妹、美奈(本田美奈子)にプライドの話をするシーンでは、リックが貧しい国ベトナムの出身でボートピープルで何も持っていないけれどプライド(誇り)があるよとのセリフは、キー自身の生い立ちを想起させる力のこもった良い演技でした。


↓かなりのネタバレ🙇


兄のバイクレースライバル透(宇梶剛士)と美奈が恋に落ちる昭和漫画的な展開。

後半は急に岩城滉一や片桐竜次に絡まれて喧嘩に😣
アイドルをそんな危険な目に合わせるのか!!と西崎義展の男性目線ご都合主義(ヤマト全作品見てるからその辺は分かるよ…)にちょっとイラつきながらも本田美奈子の歌唱力で楽しく観られました。

原作は「宇宙戦艦ヤマト」の西崎義展。その為か透とのクルーザーデートでは船名が「ヤマト」でヤマトの制服の様なデザインＴシャツを着させられる宇梶剛士😅
音楽も羽田健太郎と宮川泰というヤマト繋がりでしたね。

主要キャストの演技がイマイチの中、三田村邦彦と脇役の本田博太郎や小林聡美、柳生博、の演技が冴えます。

映画の最後に本田美奈子さん歌うステージでは、小柄な体から発するオーラとパワーのある歌声は素晴らしかった。

ミュージカル界に来た本田美奈子さんは1992年に「ミス・サイゴン」の舞台転換中にセットに足を挟んで足指4本を骨折する大怪我をしたのに、クライマックスの歌を歌い上げてから病院に搬送された彼女のプロ根性に思いを馳せました。
早逝されてしまい本当に残念です😢　　　　　　

• #キー・ホイ・クァンを探して
• #ジョナサン・キー

数十年ぶりに再鑑賞。『エブエブ』で夫婦役のミシェル・ヨーとキー・ホイ・クァン。24歳のミシェルが『中華戦士/チャイニーズ・ウォリアーズ』でインディ・ジョーンズばりにムチを振り回し大暴れしていた1987年。一方その頃15歳のキー・ホイ・クァンは日本で本田美奈子を励まし、宇梶剛士と男の約束をしてるのでした。キャップをかぶる姿がどこかショーティを思わせる。

バイクレーサー良介(三田村邦彦)の妹は人気ロックシンガー美奈(本田美奈子)。妹の恋人は良介のライバルレーサー岩下(宇梶剛士)。引退を考え最後のレースに挑む三田村邦彦が宇梶剛士と宿命の対決です。

三田村バイクチームの一人がキー・ホイ・クァンで、英語と辿々しい日本語セリフを交え頑張って演技しています。映画出演本数は少ないながらもこういった経験が糧となり？？今やアカデミー助演男優賞ノミネート。是非受賞してほしいものです。


本田美奈子が歌う主題歌「孤独なハリケーン」は中学生の頃よく聴いてたな。本田美奈子が歌を歌い演技をする唯一の映画出演作。これが後のミュージカル『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役に繋がってくるのかな、なんて思ったりします。