さすらいの旅人

波の数だけ抱きしめてのさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

波の数だけ抱きしめて(1991年製作の映画)
3.8
★7年前から貴女が好きでした
【BS/WOWOWシネマ/放送BD録画視聴/ビスタサイズ】

この映画は個人的に好きな映画だ。
ホイチョイプロダクションの3部作の最終作で、湘南の海を舞台にミニFM局運営の男女4人と大手広告代理店の1人が繰り広げる甘酸っぱい恋の争奪戦を描く。何と言ってもヒロインの可愛い中山美穂と彼女を好きと言えない不器用な織田雄二の恋が見ものだ。織田君に言いたい「はっきりしろ!」と。

音楽担当はユーミンだが、80年代を代表する洋楽の名曲群が私の心を鷲づかみするのだ。「カサブランカ」「ユア・オンリー・ロンリー」「ロザーナ」等あ~たまらん。湘南の海の空気感の居心地の良さ、小麦色に日焼けしたDJ役の中山美穂の美しさ、FM放送局のマニアックな設備、音楽と同時に動くVUメーターの針の躍動感は感涙ものです。

私は映画の内容よりも、この映画の雰囲気と音楽が好きで、ミュージックビデオとして流す映画としてもいいと思う。