ああ、いいね。
クリスマスに起こる小さな奇跡。
誰でも抱えうる切ない心や寂しい気持ちに、何かささやかでドンピシャなものをひと振りして、一転温かく包み込んでくれる映画です。
「だって今日はクリスマスなんだから、」という考え方は素敵です。
キリスト教徒じゃなくてもいいじゃない。
派手派手ハッピーなクリスマスも良いですが、静かにしみとおるクリスマスも良いものです。
感動を前面に押し出さない慎ましやかなところもいい。
クリスマス映画としてはどこか王道をそれた感がありますが、なにか穏やかな気分になれました。
それと同時に、小さい頃に大好きでひたすらわくわくしたクリスマスの気分が、心に再来した気がします。
人と人との関係はルールじゃなく、信頼で繋がっていたいなと思いました。