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NOEL ノエルのプライアのネタバレレビュー・内容・結末

NOEL ノエル(2004年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスに起こる2つの物語。

(1つ目)
ポールとペネロペは付き合っていたが、ポールが異常に嫉妬深い。
ペネロペが普通に同僚の男と話してるだけでもブチ切れそうになる始末。
さすがにペネロペは同棲を解消し、一旦距離を置くこととなる。

そんな時、ポールの前世が自分の妻だと言い出す爺さんが現れる。
最初は異常者と思って突っぱねていたが、爺がちょっとした事故で入院する。
そしてその息子に会い、妻を死なせた罪の意識に苦しんでいると知る。

急に捨ておけなくなったポールは付き添い、やがて爺が目を覚ます。
そして、爺がずっと妻に言って欲しかった一言「あなたを許す」を言う。
これをきっかけに心を入れ替えたポールは、ペネロペとヨリを戻す。

(2つ目)
オバさんは痴呆症の母がいるため、精神的に疲れ果てていた。
またそのため恋愛をする気にもなれず、人生を楽しめずにいた。

そんなある日母の病院で見かけたことのある男と出会い、意気投合する。
そして何とも言えない安心感を感じたため、家に泊めてあげる。
こんなに楽しかったことは久しぶりだなーなどと思っていたが、
朝になってオッサンが、君の母と話したが、君に感謝してた的な事を言う。

母は痴呆のためもう何年も口を開いていないので、それはあり得ない。
なので、そんな冗談はやめろと言って追い出した。

後日、母の病院を訪れたところ、この男と再会する。
この男は見舞い客ではなく、植物人間状態の患者だったのだった。
何故その男があの日は普通に現れ普通に話していたのか?
あれは夢だったのか?それとも奇跡?
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昔から違和感を感じるパターン、おれ語でいう「女医パターン」の映画。
複数のストーリーが並行して進むが、関連性がない。
それならオムニバス形式にした方がええんちゃうんかなって思う。

おれは外国人の顔を見分けるのが苦手やから、
登場人物が少ないほど見易いんで、特にそう思うんやろな。

まあ全体に心が温かくなるような作品だったとは思うけどね。
わざとらしい、お涙頂戴のような嫌らしさはなかったしね。
でもおれは複雑に絡み合った話とか、どんでん返しの方が好きみたい。

そういや2つ目の話はレナードを朝を思い出したな。
ここで言うオッサンってのはロビンウィリアムスなんやが、
クレジットにあえて名前を載せないようにしたらしい。
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