そもそもがプロデュースに名を連ねた『モンスター』(2003)が彼女の今日を築き上げた端緒なわけで、『オールド・ガード』(2020)に至る道のりには一貫性しかないと思っていたものの、そこまで意識してキャリアを追っていたわけじゃなかったな。
みたいな反省を踏まえ、でもいまさら『ミニミニ大作戦』(2003)でもねえし(＝マイケル・ケイン版を偏愛する者)って未見作品かつストリーミングですぐ見ることができるタイトルから考えた末のチョイスだったんですけど、結果、逆に「こういう感じな」って先入観を裏切らなさ過ぎて、ちょっと鼻白んだところはあります。そうよ、これがシャーリーズ・セロンのやりたい感じっすよ。みたいな。
ただ、ジェレミー・レナーもウディ・ハレルソンもフランシス・マクドーマンドもシシー・スペイセクもともかく(しかし凄い出演陣)リチャード・ジェンキンスが良いところを持っていく作品として、嫌いになれないですね。
