さく

20世紀ノスタルジアのさくのレビュー・感想・評価

20世紀ノスタルジア(1997年製作の映画)
4.0
広末や ああ広末や 広末や
上映後に原將人監督と犬童一心監督によるオンライントークショーあり。トークショーで得た情報も交えつつレビューを進めます。

私らアラフォー世代にとって永遠のアイドル広末涼子さんの映画デビュー作となります。広末さんは私の一つ下です。

公開当時は映画とか興味の無いアホ高校生でしたので見ていませんでした。いつか見ようと思いながら今の今まで放置してました。広末さんすみません。しかし、こんかにとんがった作品を当時見ていたとして全く理解できなかっただろうから、今、初めて見ることができてこれはこれで良かったです。あるいは、大学生の頃DVDで見たような見てないような…

同じく1997年にはドラマ『ビーチボーイズ』も放映されており、広末人気全盛期でしたが、既に陰キャとして開花(?)していた私は「ビーチ…」と見ていません。何が反町だ、何が竹野内だと。反社会的な姿勢でした→今となっては、広末さんも反町さんも竹野内さんも大好きです。

ところで、原監督曰く「200人以上と会った」中から選ばれた広末涼子(オーディション当時、中学三年生14歳)をフィルムとして記録したことは文化的な価値があり、良くぞ選んでくれた原監督。

トークでも話題となっていましたが、「自撮り」が特徴的な映画で、ある意味今につながる自撮りの歴史の元祖とも言える本作。撮影の際には、広末が撮った自撮り映像を皆んなで見て楽しんでいた(犬童監督)というから何ともうらやましい。色々と動き回って自撮りもするような作品なので「運動神経の良さ」も広末さんが選ばれた理由の一つだったそうです。

他、トークから犬童監督「広末さんはカメラが近くによっても嫌がらない。むしろカメラを向けられると元気が出てくる」。

当時流行ったファッションが懐かしい。制服の上に切るラクダ色のセーターは高校生が10人いたら15人は着てましたよ。広末のオレンジのダッフルコートもかわいい。

以下、どうでもいい余談。

上にも書きましたが、広末涼子さんの年齢は私の一つ下です。同世代の大スターですが、それほど思い入れはありませんでした。同世代なら奥菜恵さんや眞鍋かをりさんの方が好きでした。しかし天気が訪れます。大学受験に失敗し、一浪してもダメだった私の目に飛び込んできたニュース「広末涼子早稲田大学に入学」。

夢ができました。

広末とキャンパスライフを送りたい。一緒に食堂でカレーを食べたい。広末涼子とキャンパスライフを一緒に送りたくない男がいるだろうか、いやいない。

受験には落ちました。
さく

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