大好きなサイモン・ベイカー目当てで鑑賞。
宇宙船を映す冒頭のアングルが思いきりSWなのは気分が上がるし、CGがとても2000年時点のものなんて思えない質の高さなんだけど… ところどころトンデモ設定が出てきてB級感が否めないのが残念。
ペテンギル (サイモンさま) は、火星に降り立ってまもなく、ある悲しい出来事を誘発してしまい、その罪の意識をずっと抱えながら過ごしていくことになり、それが地球に誰が帰るかを決める際にも影を落とす。
そんなペテンギルの孤独や苦しみを、サイモンさまは表情やしぐさだけでうまく描いていたと思う。さすがだなと感服した。
初見では「いけすかないヤツ」と思ったのに、その後何度も見ているうちに、ペテンギルの翳りに惹かれて、今では大好きになってしまった。