レオ

サスペリア PART2/紅い深淵のレオのレビュー・感想・評価

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)
4.2
サスペリアPart2と書いてあるがサスペリアよりも早くに製作された邦題の悪意が感じ取れる作品。サスペリアがイタリアンホラー(ダークファンタジー?)だったのに対し今作はサスペンスとかミステリー寄りの内容。サスペリアとは全然内容も異なるため今作から見ても全く問題ない(最初に書いた通りサスペリアの前に製作されている)。
ストーリーの構成は上質で中々楽しめた。何よりこの作品の肝である映像トリックには感嘆させられた(この映画はこの映像トリックがやりたかったがために作られたんじゃないかと思わされる程)。
サスペリアで魅力を引き立たせていたゴブリンのBGMは今作も健在で作品の魅力アップに貢献しているが、それ以上に殺人が行われる時に流れる「ラーラーラー」の歌声が不気味で映画を見終わった後も暫く耳から離れることがなかった。
人によって好みがわかれるので、この映画を見た後でどのような感想を抱くかはわかりませんが、確実に言えることは上述の映像トリックを確かめるために一度は巻き戻しすることになるでしょう。
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