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サスペリア PART2/紅い深淵のpsychedeliaのレビュー・感想・評価

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)
5.0
ダリオ・アルジェントの最高傑作といわれているらしい。
たしかに, 今まで見たアルジェント作品の中では一番面白かった。
アルジェントの映画はどれもやたら大仰な言葉使いでなされる悪魔信仰や宇宙論の説明に満ちているのだが, 『サスペリア』や『インフェルノ』ではそれらが言葉だけで, イマイチ映像で表現しきれていなかったのに対し, 本作では超能力や心霊現象, 偏執狂的な精神障害等を表す象徴的な小道具が次々に登場し, 観客の好奇心を削がない。
....ただし, それら小道具が何を象徴しているかとか, 犯人が劇中でとった行動の意味とかは全く説明されず, 「キチガイだったから」で終わらせてしまっているので, その表現方法が成功しているとは言い難いのだが。
びっくりボックスとして楽しむ分には良いのだろう。
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