いな

家族会議のいなのレビュー・感想・評価

家族会議(1936年製作の映画)
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佐分利信に振られた桑野通子の顔のクローズアップに合わせて仰々しい劇伴が流れ、握ったコップを力余って割ってしまい血を流すシーンがやはり印象深い。この一連の流れだけで想いの深さが十分に伝わる。『マチネの終わりに』で福山雅治が叫びながらコップを割るシーンなんかも思い出す。絶対痛い。

一応メロドラマがメインなんだろうけど、株式や買収の話が出てくるので『半沢直樹』を連想するのだけど、香川照之さんの祖母の高杉早苗さんが出ていて少し"おっ"となる。

またビンタするシーンも謎に多いので印象には残る。佐分利信に関しては女にも男にも殴られてるし。兎にも角にもモダンガールが沢山出てきて、それだけでも楽しい映画だ。
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