NYの貧民街で育った4人のティーンエイジャーが傷害事件で少年院に収監され、看守に虐待を受ける。出所後大人になった彼らはホームタウンを牛耳るアウトローの助力を得て看守に復讐する。実話に基づく小説の映画化。
看守の虐待がセンセーショナルすぎて、公開当時、本当に実話か、論争になったらしい。教会でもボーイスカウトでも病院でも芸能事務所でも似たような事件があるんだから、少年院で起こってもなんの不思議もないと思うのは、今だからなのかな。
後半の、アウトローの大物が元少年たちに手を貸すという、ここも実話なんだとしたらスゴイ話。目には目を、無法者には無法者を。今はもうこういうやり方は通用しないと思うから、若干引いてしまったし、別世界の話のようにも感じられたが、数十年前だったらこんな方法しかなかったのかもしれない。日本でも暴露本が黙殺された当時の空気感だったら。