まぴお

SUPER 8/スーパーエイトのまぴおのレビュー・感想・評価

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)
2.7
【昔ってよかったの?】

J・J・エイブラムスってスターウォーズにしろスター・トレックにしろミッション・インポッシブルにしろジュブナイル的発想で作品を作る監督なんだなぁという印象を持ちます。

それぞれの作品に名作という地盤が明確にあってその良さを丁寧に汲み取り適度に今風と懐古主義を織り交ぜてくる。

今作はそういった形でスティーブン・スピルバーグへの敬意がとても見て取れる。

予告からみてもスティーブン・スピルバーグを全面に出していてスピルバーグがお得意とするSF、冒険、子どもたちの友情や恋愛的な要素をふんだんに散りばめている。


特に80年代のスピルバーグの作品が好きな人は懐かしさでいっぱいになるんじゃないだろうか。

この作品の残念なところは「それだけ」で終わってしまったこと。
物語の導入としてはそれなりにハラハラ・ドキドキする。しかしこの80年代テイストを今、懐かしいでしょ?ほら?スピルバーグ好きだよね?と言われたところで「う、うん懐かしいね...」としかいいようがなくそれ以上の面白さがないのだ。

良くも悪くも敬愛するスピルバーグの名作を超えることができないもどかしさを感じる作品なのです。


「未知との遭遇」+「ET」+「ジュラシックパーク」+「グーニーズ」+「スタンド・バイ・ミー」をバランス良く組み合わせるて2で割ったら「SUPER8」になりましたって感じですかね。

僕としてはもっと恋愛要素に特化してもよかったのかなと。
エル・ファニングたんがめさめさ可愛いのでそうおもった作品です。

577本目
まぴお

まぴお