サットン

SUPER 8/スーパーエイトのサットンのレビュー・感想・評価

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)
3.5
「昔のスピルバーグへのオマージュです。
それ以上でも、それ以下でもありません。」


スーパー8mmフィルムで映画を撮る少年たちは、
撮影中に列車事故に遭遇する。
その列車は、空軍の秘密を輸送していた。

ETにアクションSF要素が加わったような感じ。

途中まで、とっても良かった、、、。
80年代、子供の頃にこういう映画を観た感覚に引き戻されて、
じっくりと観ていられた。
スピルバーグってやっぱりこれでしょうみたいな。


けれど、結局、子供たちの描写はみんな中途半端に終わる。
父親同士が理解しあうシーンにしても、父親の子どもに対する愛情にしても。

ヒロインの父親と一緒に、自分たちの子どもたち助けるために、
必死に無茶を通すシーンなんかを期待したのにな。
あれじゃ、主人公の少年を抱きしめる父親のセリフも「は?」って感じ。

結局、ドラマ部分でもETに勝てなかったなという印象。


キューブの要素とか兵器の類を操ってしまう要素とかをもっと拡大して描いたり、
もっと冒険要素を足すとか、ストーリー全体を破天荒にして、
壮大なラストにしても良かったんじゃないかなと思った。
ドラマ部分を丁寧にするために。

120分じゃ足らないな。
180分なっちゃっても良かったんじゃないかと思う。

ETを超える映画撮ったるぜ~という気概が欲しかった。
サットン

サットン