通っている脱毛サロンのお姉さんに教えてもらった映画。
教えてもらわなかったら絶対観ることはなかっただろう作品。
というか、世界初、イヌイットによるイヌイット語の映画。
172分という長編！
なんだけど、172分は必要だわ。
イヌイットに数百年も昔から伝わる物語を8人の長老たちに取材をして作られたというし、そういう伝説ってもともと長い時間をかけて語られるものだからそう単純明快にはまとまらないはずだから。
彼らの伝統的な文化や生活を再現して作られているのもとても価値のあること。
自分もそうだけど、漠然としたイヌイットのイメージってこの映画で描かれているようなものだと思うのだけど実際には彼らの生活環境や状況はかなり急速に、大きく変化していってる。
映画として残してくれたのは本当に素晴らしい。
2001年のカンヌ国際映画祭で世界初公開されるやいなや大絶賛を浴び、カメラドール（新人監督賞）を受賞とのこと。
惚れた女を取り合う決闘方法がお互いの頭部を全力で殴ることとか、村長の死因が「え！そんな......」てびっくりポイントも多々あり。
