なんでだろ、小学生がわーっと走っていくのを見るだけで、うれしくてしょうがなくなるんだよな。
是枝監督おなじみのドキュメンタリーっぽい撮り方、だけどお話は児童文学の趣。どこまでも子供が中心で、大人はこの物語のじゃまをしない。
表面的にはしっかり者のお兄ちゃんとちゃっかり者の弟に見えるけど、弟は亀仙人級に「お調子者の仮面を被った人格者」なのが、ちょっと気になった(前田兄弟は素晴らしい)。
そんなこんなで、全体的にはまあまあ好み、という感じ。だけど、子供たちが本当の願いを叫ぶクライマックスのシーンと、そこにつながる見せ方は最高だった。
子役・大人ともに、男性陣は個性的な面々だけど、女性陣はキレイどころ揃い。是枝監督は美人好きなのかな。色素の薄い目と少しハスキーな声の女の子、もしかして…と出演者を調べたら橋本環奈だった。
