あらしのよるにのなんちのネタバレレビュー・内容・結末

原作未読

岩や森の描写が素晴らしい。
滝とかもCGじゃなく手描き風のが個人的には好みだけれど動く絵本みたいで子供にはこっちの方が受けが良いかも知れない。

冒頭に狼の恐怖をかなり衝撃的に描いている割に真実を知った後にもあまりメイに心理的葛藤が見られないのが残念。

ガブの方は食欲と友情との間で揺れたり、仲間との過去の話なんかがあるからメイと駆け落ち（）するのもすんなり納得できる。

メイが仲間や親への感情が淡白に見える以外は、仲間にはバレてはいけない秘密の関係、駆け落ち、雪山で2人きりの一夜、相方の記憶喪失など、定番展開のてんこ盛りで楽しめる。

大人には物足りなさが残ると思うが子供には良い作品だと思う。