セリフの内容も棒読み感も浮世離れした雰囲気を出してる。
絵もいちいち幻想的。函館の街の何気ない場所が美しい。
そんな舞台に登場人物みんなふわふわしてて何を考えているかわからない。しかしそこがどこか生…
台詞の不自然さと棒読み具合が逆におしゃれ。キッチンが心を安らげる場所だっていう原作のスタンスとは少し違って、何でも揃って何でも出来る近代的な場所っていう描かれ方が強い気がした。エリコさんの強く儚い存…
>>続きを読むこの現実感の無さはどうだ。原作のほわほわした感じを通り越した、冷んやりした空気感は、恐らく意図的だろう。ものすごくスローな台詞と台詞の間を埋める、二人の新人俳優による(当時)貼りついたような笑顔も、…
>>続きを読む小説のイメージを塗り替える、もしくは底上げして軽快になった?想像とはテンポが違ってしまうのは当然、吉本ばななを映像化するのはかなり難しいし、監督ならではの感性でつくりあげられた雰囲気は文体の美しさよ…
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