peko

マイ・フレンド・フォーエバーのpekoのレビュー・感想・評価

4.1
孤独な少年エリックの隣の家にエイズ患者のデクスターが越してくる。2人は徐々に打ち解け毎日遊ぶ仲になる。病気の治療法を見つけようと奮闘しやがて旅に出る事に。

2人の幼い少年達の無邪気な好奇心がとても危なっかしくて、でも純粋で真っすぐで。
時間も経験も積み重ね、お互いがお互いに影響を与え補い合う素晴らしい友情が心に沁みる。
単純に、友達といて楽しいってすごく幸せな事だなと感じる。
物語の中心はエリックとデクスターだけれど、
デクスターの母がやはり印象に残る。
エリックの母親へ想いをぶつけるシーンは胸が締め付けられるし、
デクスターの死を直後ではなく道を歩く親子の姿を見た瞬間に悲しみを実感するのが苦しくて苦しくてたまらなくなった。
僕のせいだと嘆くエリックに対しデクスターはあなたのおかげで幸せだったと言える事がどれだけ凄いか。この言葉ひとつでエリックのこの先の人生を救ってると言っても過言ではないはず。

暗闇が怖くないようにとエリックが見せる優しさに涙腺が崩壊。
この先だってきっとずっと一緒にいれるし、もう暗闇は怖くないね。
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