Sachiko

マイ・フレンド・フォーエバーのSachikoのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2013年12月に録画してたのを
2022年 ようやく見れた。

(途中に流れるCMがやたらと懐かしかった 笑)

原題が「The Cure」
日本語のタイトルとまったく違う。

「Cure 」って調べてみたら
「治す」

「どういうこと?」って
思いながら観始めた。

「スタンド・バイ・ミー」的な内容かと思いきや

段々と各々の背景がわかってきてラスト号泣。

輸血でエイズになってしまった少年と
多分 母親から虐待を受けてる少年
(オープニングで足に痣あり。ネグレクト。暴力も)

思春期に差し掛かってる多感な少年たちだから
大人が思ってる以上に大人。
大人が思ってる以上に繊細で傷つきやすい。

もしかしたら大人よりで大人。
ピュアなだけに。

「奇跡なんだよ」と話すドクター。
でも、一歩 外に出れば 違う顔を見せる。

子供の前では明るく振る舞う母親。
でも誰もいないところでは嗚咽して泣いている。

子供はみている。
大人はみられてる。

子供だましの嘘なんか通用しないのだ。

いずれは死んでしまうかもしれない恐怖に
一番寄り添ってあげれてたのは親友の彼だったのかも。

考え方、やり方は、確かに幼い。

でも、親友を助けたいという気持ちは、 親友に伝わっていたのだろう。

それが嬉しくて、唯一の親友の気持ちを大切にするための逃避行。

人間は誰でもいつかは死ぬ。

本人にとって何が幸せなのかは、本人にもわからないのかもしれない。
Sachiko

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