フォロワー様方を含めた高評価が気になり、鑑賞！
子供の純粋さにほっこりする良作でした。
エリックを演じた男の子は美青年だし、デクスターを演じた男の子は「ジュラシック・パーク」さらには「ボヘミアン・ラプソディー」の人だし……と静かに興奮。
エリックとデクスターの遊びや川下りが楽しそうで、デクスターのために治療法を探すエリックが良い子すぎる。2人とも子供としてのあどけなさがあって、可愛いかったし、そこが今作の魅力でもあった。一方で、子供たちから見た大人たちの姿も印象的だった。
エイズへの偏見が随所に描かれるシーンの数々には、何度も胸を痛めた。強く生きるデクスターだけど、あるシーンで「僕の血は毒なんだ…」と繰り返すときの表情にしょんみり。
そんな状況下でも、エリックがデクスターにかける「治ったら、皆で大きいアイスを一緒に食べよう」とか、「僕の靴を抱きながら寝れば、目覚めたときに隣に僕がいることがわかる」といった、言葉に優しさと純粋さを感じて、目が潤いっぱなしだった。
デクスターのお母さんも可愛いらしい人で、デクスターだけでなくエリックにも大切に接する母性が常に見られて素敵だったな〜。実の母親とよりも親子らしい時間を過ごしているとき、母に愛されるデクスターを見るとき、のエリックの表情が寂しさを抱える一人の子供のもので、胸の奥がキュウとなった。
終盤の病院でのエピソード、"靴"のシーンにはじんわりときた。本当に2人は仲良しで、お互いが大好きなんだなあ、としみじみ。
良作でした！
