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マイ・フレンド・フォーエバーのNのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっていた名作だったが見るタイミングを逃していて、友人に心を、、浄化できる映画を、、、ウォッチリストを見る元気がない、、、と言ったところおすすめされたため視聴。

タイトルはthe cure。治療法。

最後もうボロ泣きだった、、、涙活、、、
毒草だったりしないかな?!と心配していたら実際起きたり、ニューオリンズに行きそうだなこれは、、と思ったら行ったり、死んだふりがふりじゃなくなったら、、と不安になったらそれが起きる、ストーリーとしてはある程度予測できる展開だったにも関わらず、わかっていても泣いてしまった。

無邪気であどけない少年たちの友情がとても微笑ましかった。幼く純粋だからこそ、価値観を柔軟に変化させ、その人を素直に受け入れることができる。この時代はまだHIVに対しての偏見や差別、誤解が今よりあったのだろうと序盤のゲイやら空気感染やらの発言からすごく感じた。

スーパーにまさかイカダで行くと思わなくて笑ってしまった。楽しそうだし住宅街からスーパーまで川で行ける環境、、自然に溢れているのいいなーと思った。
カートで爆速するシーンやキャンディを食べまくったり、雑草を煎じて飲むシーンなどなヒヤヒヤ・ハラハラするもののワクワクした。エリックは意外と度胸があるから、子どもの無敵さってすごいよなと思う。
2人がニューオリンズを目指し、川を一緒に下って星を見るシーンはとてもよかった。こんなのしたいな、と思った。親友とこんな旅がしてみたい。

デクスターママの最初のじゃれているシーン、1人で泣くシーン、2人を見守りエリックを可愛がるシーンは感情移入してしまった。サノバビを息子に言うのには笑ったけど笑
不治の病を抱え、偏見の目に晒されて親子で慎ましく生きてきたお母さんは、息子が楽しそうなのを見てどんなに嬉しかっただろう。エリックを親友として認め、受け入れていたママもまた、デクスターと共に病気と闘っていた。エリックが提案する突飛な行動に付き合うデクスター、、親からしたらたくさん心配するだろうに、、、優しく器が大きいデクスターママ。息子が幸福であってほしいと願っていたのだろうなと思う。
どうかこのまま、奇跡が起きて治ったりしないだろうかと祈っていたが、、、辛い別れだった。

100分とは思えない充実度だった。
デクスターの時折見せる物憂げな表情がすごくリアルだった。

最後のコンバースを入れるの好きだな〜〜デクスターが宇宙にいるような気持ちになっても、たとえ星になっても、エリックは側にいるよ、、

あと劇中で映画を観るシーンって良い。映画の主人公たちが映画に影響されるのってなんか良いよね(語彙力)

無事、心が浄化された。友情モノ最高。
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