男飯

マイ・フレンド・フォーエバーの男飯のレビュー・感想・評価

4.2
主人公のエリックは両親が離婚してほったらかしな母に育てられている少年。友達もいなくていつも家にこもってゲームをしたり一人で遊ぶ日々。そんなある日、AIDS患者の少年デクスターとその母親が隣に引っ越してくる。デクスターとエリックは次第に仲良くなり親友になる。エリックはデクスターの病気を治そうと最初は遊び半分で(デクスターのお小遣いで買った)色んなお菓子を一緒に食べたり、病気に効く薬草を見付ける為に色んな葉っぱを煎じて飲ませたりする。

そんなある日、スーパーに置いてあった雑誌にAIDSに効く薬草がニューオリンズの医師によって発見されたという記事があるのを見付ける。
そしてエリックはデクスターの病気を治すためにニューオリンズまで旅をすることを決意する。

最初はなんとなくだった親友の死というものが現実のものになってしまうということに徐々に気付いていく。

エリックはデクスターの為を思って行動している内に気付かぬ間に自分自身も成長していく。





亡くなるときの呆気なさがリアルで悲しい。エリックの靴のプレゼントが最高のエンディングだった。誰かの為に必死になるということは、相手の為だけじゃなくて自分自身をも強くするんだなと気付かされた。自分の息子であるデクスターと最期のときまで一緒に過ごしたエリックは、もはやデクスターの母にとっても他人ではない絆で結ばれる。


エリック役のブラッド・レンフロは25歳の若さで亡くなってしまったらしい。BackstreetBoysのニック・カーターに似ててかっこいい。
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