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去り行く男のLEOのレビュー・感想・評価

去り行く男(1955年製作の映画)
3.0
崖から転げ落ちて行き倒れていた流れ者が、たまたま通りかかった牧場主に救われてそこの牧場で牧童として働くことになるが、牧場主の淫奔な若妻に一目惚れされしつこく誘いを受ける。
適当にあしらっていたものの、牧童仲間に嫉妬されていわれのない容疑をかけられる事に…という話。

前にも別で書いたけど、西部劇にはこういうでっち上げの罪とそれに扇動される群集心理を描いた作品が多いよなぁ。
そういう事件が頻発してたんだろうなぁ。

話自体はつまらなくなかったけど、牧場主が主人公を気にいるのも、若妻が主人公に惚れるのも、主人公が宗教集団のリーダーの娘と恋仲になるのも、牧場主が主人公に逆上するのも、とにかく心の動きになんのクッションもなくて直情的というか直線的というか、心の動きの表現がまるで無くて何か呆気に取られるって感じ。

若き日のチャールズ・ブロンソンが脇役ながらいい味出してたな。
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