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炎のランナーのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

炎のランナー(1981年製作の映画)
4.0
1924年のパリ・オリンピックに陸上競技で出場した二人のイギリス青年を通して、第一次大戦後における宗教、民族、階級制度と差別といったテーマを描く。
実話に基づき映画化。
監督はCM出身で、これが第一作になるヒュー・ハドソン。
原題: Chariots of Fireはウィリアム・ブレイクの詩『エルサレム』から取られている。(1981)

ケンブリッジ大学に入学したユダヤ人青年ハロルド・エイブラハムズ(ベン・クロス)は、ユダヤ人に対する差別に反抗するために走る。
スコットランドの宣教師の息子エリック・リデル(イアン・チャールソン)は、神をたたえるために走る。
2人は一度対決するが、1924年のパリオリンピックでは、100メートル予選がキリスト教の安息日(日曜日)に当たったため、エリックは出場を断念し……。

海岸や高原などを背景に、ストップモーションを巧みに使用した、デイヴィッド・ワトキン撮影による映像が美しい。
それにヴァンゲリスの流麗なメロディが重なり、感動的なシーンが展開する。

「勝てないなら走らない。
走らなきゃ勝てないわ」
「走る時、僕は神を感じる」
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